クリニックブログ

5月8日以降の発熱患者さん対応

2023年04月09日

5/8より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付け変更に伴って、発熱患者さんの外来診療体制が一部変更されます。 厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更に伴う医療提供体制の移行及び公費支援の具体的内容について」(令和5年3月17日付け厚生労働省事務連絡) が出ておりますので、関連するところを要約します。 001080061.pdf (mhlw.go.jp)

「外来医療体制は、位置づけの変更により幅広い医療機関が新型コロナの患者さんを診療する体制に移行する」とあります。

「外来の感染対策につきましては、効果的かつ負担の少ない医療現場における感染対策として示された感染対策ガイドラインの範囲内で対応する」とあります。その中で「具体的には、院内のゾーニング・動線分離を空間的あるいは時間的に分離する」とあります。

当院は建物の構造上外来入り口が1か所の為、引き続き別の入り口の臨時スペースにて対応することで動線分離します。診察スペースとして簡易的であること、待合場所がないことなど制約がありますので、患者さんにはご承知いただきたいと思います。引き続き電話にて予約の後、受診をお願いいたします。

診療所の応召義務につきましては、「発熱等の症状を有する患者を受け入れるための適切な準備を行うこととし、それでもなお診療が困難な場合には、少なくとも診療可能な医療機関への受診を適切に勧奨すること」とあります。

当院では、上記理由にて臨時スペースにて一名ずつ予約診療しますので、予約枠に空きがない場合には対応できません。「東京都 発熱外来」にて検索されますと、東京都ホームページにマップ付きにて「診療・検査医療機関」が公表されておりますので、近隣の医療機関受診をご検討ください。なお、「診療・検査医療機関」は「外来対応医療機関」と名称変更されるとのことです。

抗原定性検査、核酸検査(NEAR法、PCR法)などの検査については、自己負担分の公費支援が終了します。また、初診・再診料に加え院内トリアージ実施料加算が継続されます。

新型コロナウイルス感染症の患者さんに、ゾコーバ、パキロビットなどの感染症治療薬を処方する場合、その薬剤費は全額公費支援が継続されます。

入院先の調整は、他の疾患と同様、外来医療機関において受け入れ先の医療機関を調整するとのことです。