運動処方箋と医療費控除
2024年02月01日
高血圧症、糖尿病などの生活習慣病の治療では、ウォーキングなど毎日続けられる運動を継続することが肝要です。
加えて「指定運動施設」を利用して医師の発行する「運動処方箋」に基づいて運動することもできます。この際、運動施設の利用料は税金の医療費控除の対象となります。医療費控除ができるスポーツクラブ利用料 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)
「指定運動施設」は日本健康スポーツ連盟のHPなどで検索することができます。
健康増進施設 検索 | 日本健康スポーツ連盟 メディカルフィットネス 健スポ 42条施設 (kenspo.or.jp)
また、「運動処方箋」は、通常かかりつけ医に発行依頼することができます。
国産新型コロナワクチン
2023年12月11日
今月より第一三共社製 新型コロナワクチンが接種できます。
ファイザー社製と同様に、オミクロン株XBB.1.5 新型コロナウイルスのスパイクタンパクに対するmRNAワクチンです。第一三共社のオミクロン株対応1価ワクチンについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
現在接種中のファイザー社製 オミクロン株XBB.1.5対応ワクチンの接種対象者の方に接種できます。
ご希望のかたは、ワクチン接種予約時にご指定ください。
新型コロナワクチン接種 ハイリスクの方
2023年07月28日
7月21日発表定点把握にて新型コロナウイルス感染症データが全国11.04人、東京8.25人となっており、当院でも、発熱外来に来院、検査される患者さんの約9割が検査陽性になっております。
65歳以上の方、リスクをお持ちの方のワクチン接種を5月より当院でも実施しております。接種券をお持ちでご希望の方は、お盆休み前にワクチン接種をお薦めします。
永福町 すずかわ循環器内科
麻疹(はしか)抗体検査とワクチン接種
2023年05月22日
都内で麻疹の発生があり、東京都は感染歴のない方、過去に2回の予防接種を受けていない方に予防接種を勧めております。https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/pressboueki230512.html
感染歴がなく予防接種記録が1回の場合にはワクチン接種をご検討ください。
既感染で予防接種を受けていない場合は、抗体検査で抗体価が充分にない場合ワクチン接種をご検討ください。
その他の場合には、4週間以上の間隔をあけて2回のワクチン接種をご検討ください。
抗体検査は自費検査で、2-3日で結果がわかります。
予約にてワクチン(通常麻疹・風疹ワクチン)を発注・確保します。
なお、杉並区では新生児先天性風疹症候群予防のため、成人の風疹抗体検査、麻疹・風疹ワクチン接種助成をしております。https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kenko/yobouseshu/1004811.html
心臓健診
2023年04月19日
心疾患、脳血管疾患の一次予防の為の健診です。冠動脈疾患の包括的リスクアセスメントに加え、血管脈波検査による血管年齢、ABI検査による下肢動脈硬化疾患スクリーニング、心臓超音波検査、NT-proBNP検査にて、心機能評価、心臓弁膜症スクリーニングをします。
胸痛、動悸、息切れなどの症状はないが、心血管病のリスク評価、早期発見のためのスクリーニングご希望の方のための健診です。(平日、日曜日午後予約、所要時間 1時間 税込み22,000円)
なお、脳卒中、心臓病、その他の循環器病が、国民の疾病による死亡の原因と国民が介護を要する状態となる原因の主要なものとなっているなど、
循環器病が国民の生命及び健康にとって重大な問題となっている現状から、
2018年「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が発布されております。 循環器病対策 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
5月8日以降の発熱患者さん対応
2023年04月09日
5/8より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付け変更に伴って、発熱患者さんの外来診療体制が一部変更されます。 厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更に伴う医療提供体制の移行及び公費支援の具体的内容について」(令和5年3月17日付け厚生労働省事務連絡) が出ておりますので、関連するところを要約します。 001080061.pdf (mhlw.go.jp)
「外来医療体制は、位置づけの変更により幅広い医療機関が新型コロナの患者さんを診療する体制に移行する」とあります。
「外来の感染対策につきましては、効果的かつ負担の少ない医療現場における感染対策として示された感染対策ガイドラインの範囲内で対応する」とあります。その中で「具体的には、院内のゾーニング・動線分離を空間的あるいは時間的に分離する」とあります。
当院は建物の構造上外来入り口が1か所の為、引き続き別の入り口の臨時スペースにて対応することで動線分離します。診察スペースとして簡易的であること、待合場所がないことなど制約がありますので、患者さんにはご承知いただきたいと思います。引き続き電話にて予約の後、受診をお願いいたします。
診療所の応召義務につきましては、「発熱等の症状を有する患者を受け入れるための適切な準備を行うこととし、それでもなお診療が困難な場合には、少なくとも診療可能な医療機関への受診を適切に勧奨すること」とあります。
当院では、上記理由にて臨時スペースにて一名ずつ予約診療しますので、予約枠に空きがない場合には対応できません。「東京都 発熱外来」にて検索されますと、東京都ホームページにマップ付きにて「診療・検査医療機関」が公表されておりますので、近隣の医療機関受診をご検討ください。なお、「診療・検査医療機関」は「外来対応医療機関」と名称変更されるとのことです。
抗原定性検査、核酸検査(NEAR法、PCR法)などの検査については、自己負担分の公費支援が終了します。また、初診・再診料に加え院内トリアージ実施料加算が継続されます。
新型コロナウイルス感染症の患者さんに、ゾコーバ、パキロビットなどの感染症治療薬を処方する場合、その薬剤費は全額公費支援が継続されます。
入院先の調整は、他の疾患と同様、外来医療機関において受け入れ先の医療機関を調整するとのことです。
帯状疱疹ワクチン 杉並区補助
2023年03月22日
杉並区HPによりますと、4月1日より帯状疱疹ワクチン接種費用の一部を補助するとのことです。
帯状疱疹予防接種の費用助成について|杉並区公式ホームページ (city.suginami.tokyo.jp)
ワクチンの有効性・安全性につきましては、杉並区HPに記載があります。
また、下記昨年6月26日のブログ記事も参考にされてください。
帯状疱疹は、神経に潜在するヘルペスウイルスの再活性化により発症します。再活性化の要因は明らかではありませんが、怪我、発熱、免疫抑制状態などがトリガーとなって発症する場合があります。最近では、新型コロナウイルスパンデミックと帯状疱疹発症の関連性が話題になっています。
帯状疱疹は、発症後なるべく早く抗ウイルス薬を内服することで重症化、後遺症を防ぐことができます。
加えて、50歳以上の方ではワクチンで予防することができます。ワクチンには従来型の弱毒生ワクチンとアジュバントを含む不活化ワクチンがありますが、2017年US ACIPの勧告では、不活化ワクチンを優先して推奨しています。
また、2018 CDC MMWRに弱毒生ワクチンと不活化ワクチンの有効性、安全性についてレポートがあります。 Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices for Use of Herpes Zoster Vaccines | MMWR (cdc.gov)
有効性
不活化ワクチン 30,000人以上を2群に分け、50歳以上を3.2年、70歳以上を3.7年フォローした臨床試験にて、50歳代は96.6%、60歳代は97.4%、70歳以上では91.3%の有効性でした。また、帯状疱疹後神経痛予防の有効性は50歳以上で91.2%, 70歳以上で88.8%でした。
弱毒生ワクチン 50歳代対象の臨床試験では、1.3年のフォローで70%, 別の3.1年フォローの臨床試験では、60歳代で64%、70歳以上で38%の有効性でした。
安全性
不活化ワクチン、弱毒生ワクチンともに、臨床試験において重篤な副反応の頻度はワクチン群とプラセボ群で同等でした。不活化ワクチンでは、通常の生活を妨げるレベル(grade 3)の注射部位反応がワクチン群で9.4%, プラセボ群で3.1%でした。弱毒生ワクチンではgrade 3注射部位反応がワクチン群で0.9%以下でした。稀に全身の発疹、帯状疱疹、免疫低下例で生命を脅かす合併症の報告がありました。
診療時間の変更 4月1日より
2023年03月18日
昨今の生活様式の変化やコロナ禍後の医療ニーズに鑑み、4月1日より下記のように平日の診療時間を変更させていただきます。
診療時間 午前 午後 夜間
月 9:30-12:30 14:00-17:00 18:00-20:00
火 休診 休診 休診
水 8:30-12:30 14:00-17:00 –
木 9:30-12:30 14:00-17:00 18:00-20:00
金 8:30-12:30 14:00-17:00 -
土 – 13:00-17:00
日 9:00-11:30 13:00-15:00
平日 午前・午後の診療時間を延長します。待ち時間短縮のためご予約をお薦めしております。
水・金は朝8時半から、月・木は夜8時まで診療します。就業・就学にてお忙しい方などご利用ください。
土曜午後・日曜午前午後の診療時間に変わりありません。
睡眠時無呼吸、物忘れ相談も一般診療のなかで対応いたします。
健診・心エコー検査は電話でご予約ください。
発熱外来ご希望の方は、注意事項をご説明しますので電話にてご予約お願いいたします。
新型コロナウイルス抗原検査キットの配布 東京都
2022年12月14日
都は、感染急拡大に伴う検査・受診の集中を緩和するため、医療機関を通じて、有症状者の方に、抗原定性検査キットを配布して御自身で事前に検査を実施いただく取組をしております。 医療機関を通じた有症状者への抗原定性検査キットの配布について 東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)
当院でも対応しておりますので、申し込み書に必要事項記載の上、診療時間内に来院ください。院内感染防止のため、クリニック前にて電話をお願いします。
【抗原定性検査キット配布申込書】
有症状者への抗原定性検査キット配布申込書(Word:29KB)
有症状者への抗原定性検査キット配布申込書(PDF:174KB)
※Word版とPDF版は同じ内容です。
<対象者>
〇 この抗原定性検査キットの配布は、「都内在住」かつ「新型コロナウイルス感染症の感染が疑われる症状がある方(有症状者)」が対象です。
〇 有症状者のうち、主に重症化リスクの無い方(基礎疾患及び肥満(BMI30 以上)の無い方、妊娠されている可能性が無い方)への配布を想定しています。重症化リスクのある方は医療機関へ受診の御相談をしてください。
〇 検査キットを申し込んだ本人が必ず御使用ください(保護者等の方がご本人から検体を採取することはしないでください)。〇 検査キットの 譲渡や販売・転売は、絶対にしないでください。
インフルエンザワクチン接種
2022年12月13日
インフルエンザワクチン接種は予約なしで随時接種しております。
体調の良い時に受診ください。
今月に入り当院におきましても、A型インフルエンザの患者さんが数名おられました。
年末・年始の会食、旅行など、お休み前の接種をお薦めします。