睡眠時間と高血圧
2023年03月09日
睡眠時間は、高血圧、肥満、糖尿病など生活習慣病と関連があるといわれています。
睡眠不足で血圧が上がることは以前が言われておりましたが、睡眠を4時間に制限すると血圧や心拍数が上昇することが報告されており、睡眠不足による交感神経緊張が原因と思われます。
高血圧は、睡眠時間が6時間未満の方で発症頻度が高く、8時間以上を超える場合も頻度が高いことが報告されています。
睡眠時に一定回以上呼吸停止がおこる睡眠時無呼吸症候群と高血圧との関連も指摘されており、睡眠時間と共に睡眠の質とも関連があるようです。睡眠の質の低下は、睡眠時の副交感神経亢進を妨げ、交感神経優位に自律神経のバランスを障害し、血圧上昇をおこすと思われます。
食事、運動とともに生活習慣病対策の一つとして、良質で適度な睡眠時間を得られるように、生活習慣改善をすることも重要に思います。