クリニックブログ

足の動脈硬化

2020年03月08日

閉塞性動脈硬化症は、足の動脈硬化によりおこります。典型的な症状はウォーキングをすると足に痛みや疲労を感じ、休むと回復します。症状があるのは50%以下といわれており、喫煙者、糖尿病、高齢者、透析患者、脳卒中、心筋梗塞既往者などハイリスクな方は定期的な検査がすすめられています。

簡便な検査としてABI(足関節上腕血圧比)がありますが、ABI値が1.00未満の場合は疑い例、0.90未満で閉塞性動脈硬化症と診断します。逆に1.4を超える場合には石灰化により硬化した動脈と考えられ冠動脈、頸動脈の評価が必要です。

症状のある方、ハイリスクな方はかかりつけ医に相談をおすすめします。

CAVI/ABI装置